ほうれん草・小松菜・大根・白菜・ブロッコリー
ホームセンターで苗を買う前提(種まきも併記)。
D区画の基本設定
区画サイズ:5m × 5m(25㎡)
稼働時期:夏・冬
耕し深さ:20〜40cm(野菜による)
畝の高さ:10〜15cm(葉物)/ 20cm(大根)
畝の幅:90〜120cm(葉物)/ 60cm(大根)
D区画の特徴
夏:葉物(つるむらさきのC区画と入れ替えで使う場合も)
冬:アブラナ科・根菜がメイン
↓
石灰をしっかり入れてアルカリ寄りに管理
アブラナ科はpH6.5〜7.0が好み
苗 or 種?
| 野菜 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| ほうれん草 | 種まき | 苗が少ない・直まきが簡単 |
| 小松菜 | 種まき | 直まきで20〜30日で収穫 |
| 大根 | 種まき | 移植不可・必ず直まき |
| 白菜 | 苗 or 種 | 初心者は苗が確実 |
| ブロッコリー | 苗 | 育苗が難しい・苗を買う |
| キャベツ | 苗 | 同上 |
苗の選び方(ホームセンターで)
ブロッコリー・キャベツ・白菜
| チェックポイント | 良い苗 | 避ける苗 |
|---|---|---|
| 葉の色 | 濃い緑 | 黄色・虫食い |
| 茎 | 太くてしっかり | 細い・ひょろひょろ |
| 害虫 | なし | アオムシ・アブラムシがいる |
| 本葉 | 4〜5枚 | 多すぎ(老化苗) |
アブラナ科の苗は害虫チェックが最重要
– 買う時点で虫がいたら持ち込みになる
– 葉の裏まで確認する
① 畝の作り方
葉物(ほうれん草・小松菜)
幅120cm・高さ10cmの低め畝
↓
3〜4列のすじまきか点まき
↓
石灰をしっかり混ぜ込む(特にほうれん草)
大根
幅60cm・高さ20〜30cmの高畝
↓
深耕40cm以上(長形大根の場合)
↓
石を徹底的に除去
↓
1列・30cm間隔の点まき
ブロッコリー・キャベツ・白菜
幅60〜90cm・高さ15cmの中畝
↓
1列植え・株間を広めに
② 植え穴の深さ
| 野菜 | 穴の深さ | 理由 |
|---|---|---|
| ブロッコリー | 15〜20cm | ポットと同じ深さ |
| キャベツ | 15〜20cm | 同上 |
| 白菜(苗) | 15〜20cm | 同上 |
| ほうれん草(種) | 1〜2cm | 浅まき |
| 小松菜(種) | 1cm | 浅まき |
| 大根(種) | 1〜2cm | 浅まき・3粒ずつ |
③ ポットからの取り出し方
ブロッコリー・キャベツ・白菜
前日に水をたっぷりやる
↓
ポットを逆さにして底を押す
↓
根鉢を崩さない
↓
葉が大きいので風に注意しながら作業
種まきの場合(ほうれん草・小松菜・大根)
すじまき:
→ 1〜2cm深さの溝を作る
→ 1〜2cm間隔で種をまく
→ 土を薄く被せる(種の直径の2〜3倍)
→ 手で軽く押さえる
→ 水をたっぷりやる
点まき(大根):
→ 30cm間隔で深さ1〜2cmの穴
→ 3粒ずつまく
→ 土を被せて軽く押さえる
→ 水やり
④ 植え穴への化成肥料
| 野菜 | 穴への化成肥料 | 量 | 注意 |
|---|---|---|---|
| ブロッコリー | 入れる | 一つまみ(5g) | 土を被せてから苗を置く |
| キャベツ | 入れる | 一つまみ(5g) | 同上 |
| 白菜 | 入れる | 一つまみ(5g) | 同上 |
| ほうれん草 | 元肥として畝全体に | 少量 | 種まき前に混ぜ込む |
| 小松菜 | 元肥として畝全体に | 少量 | 同上 |
| 大根 | 入れない | ー | 又根・変形の原因になる |
大根の穴に肥料を入れてはいけない理由
根(食べる部分)が肥料に触れる
↓
肥料を避けようとして二又・変形になる
↓
元肥は畝全体に混ぜ込むだけでOK
⑤ 植え付け後の水やり・定着期間
ブロッコリー・キャベツ・白菜
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 植え付け直後〜1週間 | 毎日・たっぷり |
| 1〜2週間 | 2日に1回 |
| 定着後 | 土が乾いたら |
秋植えは気温が下がるので定着が早い
– 1週間ほどで新葉が出てくる
ほうれん草・小松菜(種まき)
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 種まき直後 | たっぷり(種を流さないよう優しく) |
| 発芽まで(5〜10日) | 毎日・土を乾かさない |
| 発芽後 | 2日に1回 |
発芽するまで土を乾かさないのが最重要
大根(種まき)
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 種まき直後 | たっぷり |
| 発芽まで(4〜7日) | 毎日・乾かさない |
| 発芽後 | 2〜3日に1回 |
| 肥大期 | 乾燥したらたっぷり |
⑥ 支柱・防虫ネット
ブロッコリー・キャベツ・白菜
支柱:基本不要
↓
ただし防虫ネットが超重要
防虫ネットの張り方:
① 植え付け直後に支柱を立てる
② ネットを被せてトンネル状にする
③ 裾を土や重しで固定(隙間をなくす)
④ アオムシ・コナガの侵入を防ぐ
→ アブラナ科はネットなしだと
ほぼ確実に虫にやられる
大根・葉物
防虫ネット:あると安心
支柱:不要
D区画・植え付け間隔
ブロッコリー:60cm間隔(1列)
→ 5mの畝で約8株
キャベツ:45〜50cm間隔(1列)
→ 5mの畝で約10株
白菜:45〜50cm間隔(1列)
→ 5mの畝で約10株
大根:30cm間隔(1列)
→ 5mの畝で約16箇所(各3粒まき)
ほうれん草・小松菜:
→ すじまき・間引きしながら育てる
間引きの考え方
ほうれん草・小松菜・大根は間引きが必要
種まき → 発芽 → 込み合ってきたら間引く
ほうれん草・小松菜:
本葉2〜3枚:3〜4cm間隔に間引く
本葉5〜6枚:6〜8cm間隔に間引く
間引いた葉も食べられる(ベビーリーフ)
大根:
本葉2〜3枚:1本立ちに間引く(3粒→1本)
間引いた大根は浅漬けに
植え付け手順まとめ(当日の流れ)
前日:苗にたっぷり水やり・石灰混ぜ済みか確認
当日(苗の場合):
① 畝に植え穴を掘る
② ブロッコリー・キャベツ・白菜:化成肥料→土を被せる
③ ポットから苗を取り出す(根鉢崩さない)
④ 苗を穴に置いて土を被せる
⑤ 防虫ネットを張る(超重要)
⑥ たっぷり水やり
当日(種まきの場合):
① 畝に溝・穴を作る
② 大根:肥料なし
ほうれん草・小松菜:元肥を畝全体に混ぜ込み済みか確認
③ 種をまく
④ 土を薄く被せて軽く押さえる
⑤ 優しくたっぷり水やり
⑥ 防虫ネットを張る
よくある失敗と対策
| 失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| アオムシにやられる | 防虫ネットなし | 植え付け直後にネット必須 |
| 大根が又根になる | 穴に肥料・石がある | 肥料は畝全体に・石除去 |
| ほうれん草が発芽しない | 土が乾いた・酸性土 | 毎日水やり・石灰を入れる |
| 白菜が結球しない | 株間が狭い・肥料不足 | 50cm以上の株間・追肥 |
| 小松菜がとう立ちする | 気温が高い・遅まき | 9〜10月にまく |
D区画のpH管理(重要)
アブラナ科はpH6.5〜7.0が必要
↓
植え付け2〜3週間前に苦土石灰を投入
↓
1㎡あたり100〜150g
↓
よく混ぜ込んで土を落ち着かせる
↓
その後に元肥を入れる
(石灰と肥料は同時に入れない・反応して効果が落ちる)
D区画は秋〜冬の主役。
防虫ネットさえ張れば、あとは勝手に育ってくれる。🥬
アーキテクト式農業 実装フェーズ vol.4