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肥料完全ガイド:成分表の読み方から選び方まで 💊

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パッケージの数字、全部わかるようになる。

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まず成分表の読み方

肥料の袋に必ず書いてある3つの数字。

例:8-8-8 または N-P-K = 8-8-8
記号 元素 役割 別名
N 窒素(Nitrogen) 葉・茎を育てる 葉肥(はごえ)
P リン酸(Phosphorus) 花・実・根を育てる 実肥(みごえ)
K カリウム(Kalium) 根・茎を強くする 根肥(ねごえ)

読み方の例

14-14-14 → 窒素・リン酸・カリが全部14%・バランス型
10-4-6  → 窒素多め・葉物野菜向き
5-15-5  → リン酸多め・実野菜・花向き
4-2-10  → カリ多め・根菜・芋向き

野菜別・何を多めにすればいいか

野菜の種類 重視する成分
葉物(ほうれん草・小松菜・レタス) N(窒素)多め
実野菜(トマト・ナス・ピーマン) P(リン酸)多め
根菜・芋(じゃがいも・大根・にんじん) K(カリ)多め
全般・元肥 バランス型(8-8-8など)

カルシウム(Ca)入り肥料って何?

カルシウムの役割

  • 細胞壁を強くする
  • 根の発育を促す
  • 尻腐れ病を防ぐ(トマト・ピーマンに多い生理障害)

尻腐れ病とは

トマトの実のお尻が黒くなる症状。
カルシウム不足+水分ムラが原因。

カルシウム入りが特に必要な野菜

  • トマト・ミニトマト
  • ピーマン・パプリカ
  • キャベツ・白菜
  • セロリ

カルシウムの補給方法

資材 特徴
苦土石灰 カルシウム+マグネシウム同時補給
貝殻石灰 ゆっくり効く・穏やか
草木灰 カルシウム+カリウム同時補給
消石灰 即効性・入れすぎ注意
液体カルシウム 葉面散布で即効補給

マグネシウム(Mg)入り肥料って何?

マグネシウムの役割

  • 葉緑素の中心成分
  • 光合成を助ける
  • 不足すると葉が黄色くなる(葉脈だけ緑が残る)

苦土石灰=カルシウム+マグネシウム

ホームセンターでよく見る「苦土石灰」は
カルシウムとマグネシウムが両方入ったお得な資材。


長持ち肥料(緩効性肥料)って何?

肥料の効き方3種類

種類 効き方 持続期間 代表例
速効性 すぐ効く 2〜4週間 化成肥料・液肥
緩効性 じわじわ効く 2〜6ヶ月 コーティング肥料・有機肥料
遅効性 ゆっくり効く 半年〜1年以上 骨粉・魚粉・堆肥

緩効性肥料の仕組み

粒の表面をコーティングして、水や温度で少しずつ溶け出す仕組み。
「マグァンプK」「プロミック」などが有名。

使い分け

タイミング 使う肥料
元肥(植える前) 緩効性・遅効性
追肥(育ってる間) 速効性・液肥
葉が急に黄色くなった 液肥で即効補給

有機肥料 vs 化学肥料

項目 有機肥料 化学肥料
効き方 ゆっくり 早い
土への影響 微生物を増やす・土が育つ 微生物への影響少ない
匂い あり(牛ふん・鶏ふんなど) ほぼなし
コスト 安い(牛ふんは特に) 製品による
成分の安定性 ばらつきあり 安定している

アーキテクト式農業的には

有機肥料ベース+必要に応じて化学肥料で補正が最強。
土を育てながら収量も確保できる。

市販の化成肥料には、8-8-8のような標準的な濃度タイプだけでなく、14-14-14のようにより濃度の高いタイプもある。濃度が高い分、少ない散布量で同じ効果が得られるので、広い畑や消費量の多い夏野菜には向いている。ただし入れすぎると肥料焼けのリスクも上がるので、パッケージの使用量目安は必ず守ること。

おすすめの化成肥料


よく見る肥料・資材の正体

商品名・資材名 正体 主な用途
苦土石灰 カルシウム+マグネシウム pH調整・元肥
消石灰 水酸化カルシウム 即効pH調整
草木灰 カリウム+カルシウム 追肥・pH調整
鶏ふん 窒素・リン酸多め 元肥・追肥
牛ふん堆肥 有機物・窒素少なめ 土づくり・元肥
豚ぷん堆肥 窒素多め 元肥
骨粉 リン酸・カルシウム 実野菜の元肥
魚粉 窒素・リン酸 元肥
油かす 窒素多め 葉物の追肥
マグァンプK 緩効性NPKバランス 元肥・長期管理
ハイポネックス 速効性液肥 追肥・緊急補給

液肥にも「土植え用」と「水耕栽培対応」がある

液体肥料は大きく分けて2種類ある。土植え用(ハイポネックスなど)と、水耕栽培対応(ハイポニカなど)だ。

土植え用の液肥は、窒素を「アンモニア態窒素(NH4+)」の形で含んでいることが多い。土の中の微生物がこれを時間をかけて「硝酸態窒素(NO3-)」に変換してから、植物が吸収する仕組みになっている。

一方、水耕栽培には土も微生物もいないため、アンモニア態窒素がそのまま溶液中に残ってしまう。これが根に直接触れると根が傷む原因になったり、溶液のpHが不安定になったりする。だから水耕栽培用の液肥は、最初から硝酸態窒素を中心に配合されている。

土に植えるだけなら通常の液肥でOKだが、水耕栽培・水栽培をするなら「水耕栽培対応」と明記された液肥を選ぶこと。

おすすめの液肥


アーキテクト式・肥料選びフロー

何を育てるか決める
 ↓
葉物 → N多め(油かす・鶏ふん)
実物 → P多め(骨粉・過リン酸石灰)
根菜 → K多め(草木灰・カリ肥料)
 ↓
植え付け前:緩効性の元肥を混ぜ込む
 ↓
育ってきたら:速効性の追肥か液肥
 ↓
葉が黄色くなったら:液肥で即効補給
 ↓
収穫(リリース🍅)
 ↓
ぼかし肥料でリセット・次のスプリントへ

成分表チェックリスト

袋を手に取ったら確認すること:

  • [ ] N-P-Kの数字は何?育てる野菜に合ってる?
  • [ ] カルシウム入り?(トマト・ピーマンなら欲しい)
  • [ ] 速効性?緩効性?(元肥か追肥かで選ぶ)
  • [ ] 有機?化学?(土づくり重視なら有機)
  • [ ] 使用量の目安は?(入れすぎ防止)

アーキテクト式農業シリーズ vol.6 〜数字が読めれば肥料は怖くない〜