ミニトマト・ナス・ピーマン
ホームセンターで苗を買う前提。
A区画の基本設定
区画サイズ:5m × 5m(25㎡)
稼働時期:春・秋
耕し深さ:30cm(中耕)
畝の高さ:20cm(高畝)
畝の幅:60cm(1列植え)
苗の選び方(ホームセンターで)
良い苗の見分け方
| チェックポイント | 良い苗 | 避ける苗 |
|————-|——-|———|
| 茎の太さ | 太くてしっかり | 細くひょろひょろ |
| 葉の色 | 濃い緑 | 黄色・薄い |
| 節間 | 短くコンパクト | 間延びしてる |
| 根 | ポットの底から少し出てる | 出すぎてぐるぐる |
| 病害虫 | なし | 斑点・虫食いあり |
接ぎ木苗 vs 普通苗
| 項目 | 接ぎ木苗 | 普通苗 |
|—–|———|——-|
| 価格 | 150〜300円 | 80〜150円 |
| 病気への強さ | 強い | 普通 |
| 収量 | 多い | 普通 |
| v1.0推奨 | ✅ 推奨 | 予算次第 |
接ぎ木苗は初心者ほど買う価値がある。
① 畝の作り方
STEP1:区画を30cm深く耕す
↓
STEP2:堆肥・腐葉土を混ぜ込む
↓
STEP3:幅60cm・高さ20cmの畝を立てる
↓
STEP4:表面をならして完成
断面図:
60cm
┌──────────┐
│ │ 20cm
──┴──────────┴──
② 植え穴の深さ
| 野菜 | 穴の深さ | 理由 |
|---|---|---|
| ミニトマト(普通苗) | 20〜25cm | 深植えで茎から根が出る |
| ミニトマト(接ぎ木苗) | 15cm ※注意 | 接合部を埋めてはいけない |
| ナス | 15〜20cm | ポットと同じ深さ |
| ピーマン | 15〜20cm | ポットと同じ深さ |
③ ポットからの取り出し方
STEP1:植える前日に水をたっぷりやる
→ 土が湿ってると根が崩れにくい
STEP2:ポットを逆さにして底を軽く押す
→ 無理に引っ張らない
STEP3:根鉢(土のかたまり)を崩さないように取り出す
→ 根鉢が崩れると定着が遅れる
STEP4:根が白くて健康か確認
→ 茶色・黒は根腐れのサイン→その苗は避ける
絶対にやってはいけないこと
– 茎を引っ張って抜く→根が切れる
– 根鉢をほぐす→不要・むしろ逆効果
④ 植え穴への化成肥料
| 野菜 | 穴への化成肥料 | 量 | 注意 |
|---|---|---|---|
| ミニトマト | 入れる | 一つまみ(5g程度) | 根に直接触れないよう土を被せてから苗を置く |
| ナス | 入れる | 一つまみ(5g程度) | 同上 |
| ピーマン | 入れる | 少なめ(3g程度) | 肥料焼けしやすい・少なめに |
肥料を入れる順番
穴を掘る
↓
化成肥料を穴の底に入れる
↓
土を3〜5cm被せる(根と肥料を直接触れさせない)
↓
苗を置く
↓
土を被せる
⑤ 接ぎ木苗の植え方(重要)
接ぎ木苗には接合部(継ぎ目)がある
葉・茎(上台木)
│
━━━┿━━━ ← 接合部(ここより上を土に埋めてはいけない)
│
根(台木)
なぜ接合部を埋めてはいけないか
– 接合部より上の茎から根が出ると台木の効果がなくなる
– 病気に弱い元の品種の根が出てしまう
植え方
接合部が地表から2〜3cm上に出るように植える
↓
土を被せるのは接合部より下だけ
↓
接合部が見えている状態がOK
⑥ 植え付け後の水やり・定着期間
植え付け直後
植えたらすぐたっぷり水やり
→ 根鉢の周りまでしっかり浸透させる
→ 水が下から流れ出るくらいが目安
定着までの期間と水やり
| 時期 | 水やり | 理由 |
|---|---|---|
| 植え付け直後〜3日 | 毎日・たっぷり | 根が新しい土に馴染む前・乾燥厳禁 |
| 4〜7日目 | 毎日・やや控えめ | 根が伸び始める |
| 1〜2週間後 | 2日に1回 | 根が定着してきた |
| 2週間以降 | 土の乾燥を見て | 自立した証拠 |
定着のサイン
新しい葉が出てきた → 根が定着した証拠
葉がしおれない → 水分を自力で吸えてる
→ ここから通常管理へ移行
水やりのコツ
– 株元に与える(葉にかけない)
– 朝やる(夜は病気が出やすい)
– 土の表面が乾いたらサイン
⑦ 支柱
| 野菜 | 支柱のタイミング | 理由 |
|---|---|---|
| ミニトマト | 植え付けと同時 | 後から立てると根を傷める |
| ナス | 植え付けと同時 | 風で倒れやすい |
| ピーマン | 植え付けと同時 or 少し後 | ミニトマト・ナスより軽い |
支柱の立て方
苗から10cm離して支柱を立てる
↓
根を傷めないように垂直に差し込む
↓
麻紐で8の字に緩くくくる
→ きつく縛ると茎が傷む
→ 成長に合わせて定期的に誘引
支柱のサイズ
| 野菜 | 推奨サイズ |
|—–|———|
| ミニトマト | 180〜210cm |
| ナス | 150〜180cm |
| ピーマン | 120〜150cm |
植え付け手順まとめ(当日の流れ)
前日:苗にたっぷり水やり
当日:
① 畝に植え穴を掘る(深さは野菜ごとに)
② 穴の底に化成肥料→土を3〜5cm被せる
③ ポットから苗を取り出す(底を押して)
④ 接ぎ木の場合:接合部の位置を確認
⑤ 苗を穴に置いて土を被せる
⑥ 手で周りの土を軽く押さえる
⑦ 支柱を立てて麻紐で8の字に固定
⑧ たっぷり水やり
翌日以降:
毎日水やり(定着まで約2週間)
新葉が出たら定着完了🌱
A区画・植え付け間隔
畝(幅60cm)に1列植え
ミニトマト:50〜60cm間隔
ナス: 50〜60cm間隔
ピーマン: 45〜50cm間隔
5m の畝なら:
ミニトマト → 約8株
ナス → 約8株
ピーマン → 約9株
よくある失敗と対策
| 失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 植えた直後に萎れる | 水不足・根鉢崩れ | 毎日水やり・根鉢を崩さない |
| なかなか大きくならない | 定着に時間がかかってる | 焦らず2週間待つ |
| 接ぎ木の効果が出ない | 接合部を土に埋めた | 植え直し・接合部を出す |
| 苗が風で倒れる | 支柱が足りない・遅い | 植え付けと同時に支柱 |
| 肥料焼け | 根に直接肥料が触れた | 土を被せてから苗を置く |
植え付けは野菜の「birth day」。
最初の2週間の管理が、その後の収量を決める。🌱
アーキテクト式農業 実装フェーズ vol.1