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運用フェーズ vol.4:野菜の病気一覧と対処法 🏥

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早期発見・早期対処が全て。
サインを読んで手遅れになる前に動く。


基本思想

病気を見つけた
 ↓
種類を特定する
 ↓
感染範囲を確認する
 ↓
罹患部を除去
 ↓
感染拡大を防ぐ
 ↓
予防策を強化する

病気の種類

大きく3種類に分けられる。

種類 原因 特徴
糸状菌(カビ) カビの胞子 湿気・風通しの悪さで発生
細菌 細菌感染 傷口・虫の食害から侵入
ウイルス アブラムシが媒介 治療不可・抜いて処分

病気図鑑

🍄 うどんこ病(糸状菌)

特徴

葉の表面に白い粉をまぶしたような斑点
 ↓
広がると葉全体が白くなる
 ↓
光合成ができなくなり生育が落ちる

発生しやすい条件
– 乾燥した天気が続いた後
– 風通しが悪い
– 温度差が激しい時期(春・秋)

つきやすい野菜
– きゅうり・カボチャ・トマト・ナス・ピーマン

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患した葉を除去 | 袋に入れて処分(畑に捨てない) | ★★★ |
| 重曹スプレー | 重曹1g+水500mlでスプレー | ★★ |
| 風通しを良くする | 葉を間引く | ★★★(予防) |
| 木酢液スプレー | 200倍希釈でスプレー | ★★ |


🍄 灰色かび病(糸状菌)

特徴

葉・茎・実に灰色のカビが生える
 ↓
腐ったような見た目
 ↓
梅雨時期に多発

発生しやすい条件
– 梅雨・雨が続く時期
– 風通しが悪い
– 密植・葉が茂りすぎてる

つきやすい野菜
– トマト・いちご・レタス全般

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患部を除去 | 袋に入れて処分 | ★★★ |
| 風通しを良くする | 葉を間引く・密植を避ける | ★★★(予防) |
| 水やりを株元に | 葉に水をかけない | ★★★(予防) |
| 薬剤散布 | ボルドー液など | ★★★ |


🍄 疫病(糸状菌)

特徴

葉・茎・実が水浸し状に腐る
 ↓
茶色〜黒色に変色
 ↓
進行が早い・放置すると株全体に広がる

発生しやすい条件
– 梅雨・長雨
– 土の跳ね返りで感染
– 排水が悪い

つきやすい野菜
– トマト・じゃがいも・ピーマン

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患部を即除去 | 早期対処が命 | ★★★ |
| マルチシートを張る | 土の跳ね返り防止 | ★★★(予防) |
| 排水改善 | 高畝・パーライト | ★★★(予防) |
| 薬剤散布 | ダコニールなど | ★★ |


🍄 炭疽病(糸状菌)

特徴

葉・実に褐色の円形斑点
 ↓
斑点の中心が灰色になる
 ↓
実が腐る

発生しやすい条件
– 高温多湿
– 梅雨〜夏

つきやすい野菜
– きゅうり・スイカ・インゲン

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患部を除去 | 袋に入れて処分 | ★★★ |
| 風通しを良くする | 葉を間引く | ★★★(予防) |
| 薬剤散布 | ダコニールなど | ★★ |


🍄 さび病(糸状菌)

特徴

葉の表面にオレンジ・茶色の粉状の斑点
 ↓
裏側にも同様の斑点
 ↓
つるむらさきの黄斑の原因のひとつ

発生しやすい条件
– 高温多湿
– 風通しが悪い

つきやすい野菜
– ネギ・にんにく・つるむらさき・インゲン

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患した葉を除去 | 袋に入れて処分 | ★★★ |
| 風通しを良くする | 密植を避ける | ★★★(予防) |
| 薬剤散布 | サプロール乳剤など | ★★ |


🦠 軟腐病(細菌)

特徴

茎・葉・根が水浸し状になる
 ↓
強烈な悪臭がする
 ↓
進行が早い

発生しやすい条件
– 傷口から細菌が侵入
– 高温多湿
– 虫の食害跡から感染

つきやすい野菜
– 白菜・キャベツ・大根・にんじん

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患株を即抜く | 感染拡大防止 | ★★★ |
| 傷をつけない | 作業時に注意 | ★★★(予防) |
| 排水改善 | 過湿を防ぐ | ★★★(予防) |


🦠 青枯病(細菌)

特徴

急に葉がしおれる
 ↓
水をやっても回復しない
 ↓
茎を切ると白い液体が出る
 ↓
根が腐ってる

発生しやすい条件
– 高温・土壌中の細菌
– 連作障害と関係

つきやすい野菜
– トマト・ナス・ピーマン・じゃがいも(ナス科全般)

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患株を即抜く | 土ごと処分 | ★★★ |
| 接ぎ木苗を使う | 耐病性台木 | ★★★(予防) |
| 連作を避ける | 3〜4年あける | ★★★(予防) |

治療不可・発生したら抜いて処分。


🦠 萎凋病(糸状菌・土壌病害)

特徴

片側の葉だけしおれる
 ↓
茎の断面が茶色くなってる
 ↓
青枯病と似てるが進行が遅い

つきやすい野菜
– トマト・キャベツ・ほうれん草

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 罹患株を抜く | 早めに処分 | ★★★ |
| 接ぎ木苗を使う | 耐病性台木 | ★★★(予防) |
| 連作を避ける | ローテーション | ★★★(予防) |


🦠 モザイク病(ウイルス)

特徴

葉にモザイク状の黄色い斑点
 ↓
葉が縮れる・歪む・小さくなる
 ↓
アブラムシが媒介する

つきやすい野菜
– きゅうり・ズッキーニ・トマト・ピーマン

対処法

治療不可
 ↓
罹患株を即抜いて処分
 ↓
アブラムシを徹底防除(予防)
 ↓
触った手・道具を消毒(感染拡大防止)

🍎 尻腐れ病(生理障害)

特徴

実の底(おしり)が黒く腐る
 ↓
病気ではなく生理障害
 ↓
カルシウム不足+水分ムラが原因

つきやすい野菜
– ミニトマト・ピーマン・パプリカ

対処法
| 方法 | やり方 | 効果 |
|—–|——-|——|
| 液体カルシウムを散布 | 葉面散布で即効補給 | ★★★ |
| 水やりを均一に | 乾燥→大量水やりを繰り返さない | ★★★(予防) |
| 苦土石灰を投入 | 植え付け前にしっかり | ★★★(予防) |


🌿 そうか病(細菌・じゃがいも)

特徴

じゃがいもの表面がざらざら・でこぼこになる
 ↓
食べられるが品質が落ちる
 ↓
アルカリ土壌で発生しやすい

対処法

石灰を入れない(アルカリ化させない)
 ↓
pH5.5〜6.0の酸性を維持
 ↓
罹患した芋は食べてOK・翌年の種芋にしない

病気の予防策まとめ

予防策 効果がある病気 やり方
風通しを良くする 糸状菌全般 葉を間引く・密植を避ける
マルチシートを張る 疫病・軟腐病 土の跳ね返りを防ぐ
水やりは株元に 灰色かび病 葉に水をかけない
排水改善 疫病・軟腐病 高畝・パーライト
連作を避ける 青枯病・萎凋病 ローテーション
接ぎ木苗を使う 青枯病・萎凋病 耐病性台木
アブラムシ防除 モザイク病 木酢液・防虫ネット
道具の消毒 全般 使用後にアルコール消毒

病気発見時のフロー

異常を発見した
 ↓
葉・茎・実のどこか確認
 ↓
糸状菌(カビ)か細菌かウイルスか判断
 ↓
糸状菌 → 罹患部を除去・スプレー・風通し改善
細菌   → 罹患株を抜いて処分・感染拡大防止
ウイルス → 即抜いて処分・道具を消毒
 ↓
予防策を強化する
 ↓
日記に記録📓(来年の対策に活かす)

処分するときの注意

罹患した葉・株は畑に捨てない
 ↓
胞子・菌が土に残って翌年も発生する
 ↓
ビニール袋に入れてゴミとして処分
 ↓
堆肥にもしない

病気は予防が9割。
風通し・排水・連作回避、この3つを守るだけで
ほとんどの病気は防げる。🌱


アーキテクト式農業 運用フェーズ vol.4

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